上海市衛生健康委員会によると、３月１０日０時から１２時に、上海市で新たに２人の新型コロナウイルスへの感染が確認された。

　２人とも中国福建省出身で、イタリアに滞在していた。帰国のためイタリアのボローニャからロシア経由で８日に上海浦東国際空港に到着したが、すでに症状が出ていため、入国したあとすぐに指定医療機関に移動し、１０日に感染が確認された。これで上海では、海外から入国したあとに感染が確認されたのは、あわせて６人となっており、内訳はイタリアからの人が２人、イランからの人が４人である。

　１０日１２時時点まで、上海の累計感染者数は３４４人となっている。このうち３１９人がすでに治癒して退院し、３人が死亡した。そして、２４人がウイルス検査中であるが、このうち１１人が海外からの入国者である。