今週は春節後の職場復帰の５週目だ。地下鉄の利用者数が増えてきたため、上海地下鉄は１０日から、２７以上の駅で入場制限を開始した。これら駅での入場のための待ち時間は、およそ５分から１０分となっている。

　９日の各駅の利用者数をみると、３号線の長江南路駅、９号線の九亭駅、そして１６号線の龍陽路駅で、一週間前の２日と比べてそれぞれ３０.２％、２９.９％、２６.１％と大幅に増えた。このため、上海地下鉄はこの３駅をはじめ、２７の駅で入場制限を開始した。制限の時間帯は駅によって異なるが、おおむね午前７時から９時までの朝のラッシュ時に実施される。

　さらに２７駅のほかにも、実際の状況によって入場制限を行う駅もある。上海地下鉄では乗客に、できるだけ通勤ラッシュの時間帯、または混雑率の高い路線を回避するよう呼びかけている。