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成都の街頭に「ハイテクヘルメット」が登場 2分間で100人の体温を測定

2020年 3月 9日17:02 提供:東方網 編集者:王笑陽

 このほど四川省成都市の有名な繁華街である春熙路に、最新技術を応用したヘルメットをかぶった警察官がお目見えした。まるでSF映画に出てくるような黒いヘルメットだが、実はこれは体温測定の器機である。

 ヘルメットには赤外線体温測定カメラが搭載されている。前方5メートルにいるすべての人をリアルタイムで検温し、37.3℃以上の発熱者がいた場合、音と光で警告を出すことができる。100人程度の行列ならば、全員の体温測定にわずか2分しかかからないということだ。

 このヘルメットを着用していれば、被検者とは最大5メートル離れることができるので、防疫に当たる警察官などの感染リスクを下げられるのが大きなメリットだ。人通りの多い春熙路のような場所で使用されることで、体温測定の効率アップにも役立っている。

 このヘルメットは成都光啓空間科技有限公司の新製品で、新型コロナウイルスによる肺炎の流行をうけて実用化されたものである。