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上海で新たに1人の感染確認 イランから帰国した留学生

2020年 3月 5日16:47 提供:東方網 編集者:王笑陽

 上海市衛生健康委員会は、5日0時から12時まで新たに1人の感染が確認されたことを明らかにした。感染者はイランから帰国した中国人留学生で、海外で感染して国内に持ち込まれたとのことだ。

 この感染者は中国青海省出身で、イランへ留学していた。帰国のためイランのテヘランからタイのバンコク経由で3月2日に上海浦東国際空港に到着したが、集中隔離観察のため3日夜、指定医療機関に移動されて、5日に感染が確認された。感染者との濃厚接触者も現在、隔離観察中である。

 4日午後に開かれた上海市新型コロナウイルス感染症に関する記者会見で上海市は、上海に到着する前の14日間に、韓国、イタリア、イラン、日本などへの渡航歴がある人は、14日間自宅または指定施設で隔離する必要があることを発表している。

 5日12時時点まで、上海市で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は合わせて339人となっている。このうち303人がすでに治癒して退院しており、3人が死亡した。現在、病状が安定しているのは24人、危篤8人、重症1人。なお、34人がウイルス検査中である。