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防疫対策の外出制限で団地の「出入証大賞」が話題に

2020年 2月 20日11:14 提供:東方網 編集者:範易成

  新型コロナウイルスの感染拡大への対策の一つとして、中国各地の住宅団地やマンションでは、住民の外出を制限するための「出入証」を配布している。出入証を持っていないと団地やマンションに出入りできないため、他の地区の住民や出前、宅配便の配達人といった外の人は簡単に入ることができない。さらに出入証に別途の規制を設けて、中に住んでいる人でさえ簡単に出てゆくことができない所もある。

  出入証は基本的にそれぞれの団地やマンションの管理会社、居民委員会が作成し、配布しているものなので、様式も内容も様々だ。そこで市民が自分のもらった出入証をネットに投稿して、様々に見比べて「出入証大賞」を選んでいることが話題になっている。これはきっと将来、新型コロナウイルスを過去の出来事として語る時、「あの時の記念物」になることだろう。

  タイプ1:普通の証明書式。各種の資格証明書や卒業証明書や賞状など、ごく一般的な証明書の様式で、本のように開いて中の内容を読んでから確かめるタイプ。出入証というと証明書の一種であることはまず間違いはないが、実際に証明書の様式にすると、真面目すぎて逆に感染状況の深刻さが感じられるタイプでもある。

  タイプ2:クーポン券式。A4の紙一枚に何日分かの出入証がプリントされていて、使うときにその日の分を切って使う。出る時に管理人に見せ、帰る時は管理人に回収される仕組みだ。紙を節約でき、使用法も簡単なタイプ。

  タイプ3:名刺式。クーポン券式よりややデザイン性がある。紙も厚めで、名刺のように財布などに入れておくことができる。


 タイプ4:申込書式。団地やマンションの名前、出入りの目的、出入りの時間、利用者の名前と住所、それに電話番号と就職先まで、いちいち記入しなければならないタイプ。

  タイプ5:名札ケース式。スーパーやコンビニに食べ物と日常用品を買いに出かけるつもりでも、これを首に吊り下げれば、まるでどこかの会議やイベントに出席するかのような錯覚を覚える。紛失しにくいのは確かだろう。

(編集:w)