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2020年 2月 3日9:36 提供:東方網 編集者:範易成
日本メディアの報道によると、日本の国立感染症研究所は31日、国内で確認された新型コロナウイルスの感染者1人からウイルスを採取し、分離することに初めて成功したと発表した。人に感染する仕組みなどウイルスの詳しい性質を調べたり、薬やワクチンを開発したりするのに役立つと期待される。
同研究所は感染者の喉の粘膜などから検体を採取。別の細胞に感染させて増やし、ウイルスを分離した。遺伝子の配列を調べると、中国で公表された配列とほぼ同じであることが分かった。
今後は分離したウイルスを用いてワクチンや治療薬、短時間で感染の有無を調べるキットの開発を目指すほか、感染する仕組みや毒性の解明に取り組む。研究者や企業にもウイルスを配布する。