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上海

上海で一番多い苗字は?2019年の「新百家姓」発表

2020年1月21日 17:15
 提供:東方網 編集者:王笑陽

 「百家姓」とは、中国の代表的な苗字504個を羅列した韻文であり、「三字経」「千字文」と並んで、子供に漢字を教えるための伝統的な読み物とされている。4字を1句として、冒頭の2句は「趙銭孫李、周呉鄭王」になっている。句末に韻を踏まなければならないので苗字の並べ方は必ずしも人口順ではない。

2019年の「新百家姓」

 中国では1986年から、関係機関が定期的に苗字に対する統計解析を行い、新たな「百家姓」を発表している。今年も公安部戸政管理研究センターから、2019年の全国姓名報告が発表された。これによると、全国で人数が多い苗字のトップ5は王、李、張、劉、陳となっている。そしてトップ100の苗字の人口数は、中国全体の85.9%を占めている。

 地域別でみると、中国の31の省·直轄市·自治区のうち、北京市、天津市、河北省、山西省など16の地区で一番多い苗字は「王」。そして、湖北省、湖南省、重慶市、四川省、雲南省では「李」、江西省は「劉」、浙江省、福建省、広東省は「陳」、貴州省は「楊」、広西チワン族自治区は「黄」、青海省と寧夏回族自治区は「馬」が、それぞれ一番多い。上海市では、「張」さんに出会うチャンスが一番高いそうだ。

 また、報告によると、全国の計29万人が「張偉」で、人口が一番多い名前である。続いては「王偉」、「李娜」、「王芳」、「李偉」の順となっている。