上海の人気観光地である豫園では、お正月定番の提灯祭り「豫園新春民俗芸術提灯祭」が開催中だ。色とりどりの華やかな提灯は、毎年多くの市民と観光客を引き寄せている。このほど、上海市人民代表で豫園股份董事長である徐暁亮氏は東方網の取材に応じ、これからは豫園の夜間経済を発展させるために、年間を通して各種の提灯祭りが開催することを明らかにした。

豫園

　徐暁亮代表によると、豫園と城隍庙廟を中心とする観光地区をグレードアップさせる計画は、実は２０１８年から少しずつ始められている。昨年には「春風松月楼」や「緑波廊」など百年以上の歴史を持つレストランの改良工事が完了した。今年の重点は、デパートの「金豫大厦」と「天裕楼」である。さらに、夜間経済の発展を促進させるために、お正月だけでなく、季節や節気に応じたさまざまな提灯祭りを、年間を通して開催するとのことだ。

東方網の取材に応じる徐暁亮代表

　現在行われている上海市人民代表大会で、徐暁亮代表は、「豫園に長江デルタ地域の伝統文化の体験基地を建設する」という議案を提出した。伝統文化を代表する豫園の歴史と観光資源を活用し、長江デルタ地域の一体化に力を貢献しようと計画しているそうだ。