中国では春節（旧正月）前後の人口大移動は「春運」と呼ばれ、世界最大規模とも言われている。今年の「春運」は１月１０日から始まり、２月１８日までの計４０日間続く。

　春運初日の上海虹橋駅は、予想通り混雑しているものの、例年の春運ピーク時とはまだ比べものにはならない。関係者によると、今日は雲南省、貴州省、四川省、重慶市へ向かう旅客が多かったとのこと。また、一部の大学はすでに冬休みに入ったので、人込みの中には大学生と見られる若者も多い。

　春運初日、上海の各鉄道駅の出発旅客数は、推計で平日より１０万人増の約３９万人に達した。駅別では上海虹橋駅が２２.３万人、上海駅が１１.０万人、上海南駅が５.５万人となった。