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「浮世絵の中の怪力乱神」、幕末の妖怪画を上海で展示

2020年 1月 7日15:52 提供:東方網 編集者:王笑陽

 上海の黄浦区にある浮世美術館では、昨年開館してから2回目となる特別展を開催中である。「浮世絵の中の怪力乱神」をテーマに、江戸時代末期を代表する浮世絵師の妖怪画、歌舞伎絵、武者絵、戯画、無残絵を数多く展示している。中でも非常に有名な浮世絵のひとつである歌川国芳の「相馬の古内裏」や、歌川芳艶の「破奇術頼光袴垂為搦」は必見だ。展示品はすべて個人蔵で、展示期間は2020年2月25日まで。

 関係者によると、2020年はねずみ年なので、干支にちなんだ浮世絵も展示している。また、常設展としての『北斎漫画』は、今回のテーマに合わせて妖怪変化などを描いた作品を展示している。

歌川国芳「相馬の古内裏」(個人蔵)

歌川芳艶「破奇術頼光袴垂為搦」(個人蔵)

 昨年末にこの特別展が始まって以降、日本文化に興味のある若者が多数来場している。ほとんどが日本のアニメが好きで、中には日本の妖怪文化について豊富な知識を持っている人もいる。


 【イベント情報】

 展覧会:浮世美術館特別展「浮世狂歓:浮世絵里的怪力乱神」

 展示場所:上海市黄浦区漢口路398号華盛大厦12階(漢口路にある入口から入り、エレベーターで12階へ)

 展示期間:2019年12月28日~2020年2月25日。火曜~日曜:午前10時~夜19時(月曜は休館だが祝日の場合は開館。1月24、25日は春節のため休館)。