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「臘八粥」の由来と作り方

2020年 1月 2日16:42 提供:東方網 編集者:王笑陽

 1月2日は旧暦12月8日にあたる。中国では旧暦12月を「臘月」と呼ぶが、その8日は釈迦成道の日なので、これにちなんだ伝統料理を「臘八粥」と呼ぶ。日本の七草粥との関係はないが、共通なのはお米にさまざまな食材を入れて作る点だ。また、地方によって具材が異なる場合もある。

 野菜や肉を入れた塩味の臘八粥もあるが、米に雑穀、豆類、果実などを混ぜ、砂糖で甘味をつけるのが本格的な作り方とされている。

 清代の北京の歳時記である『燕京歳時記』には、この臘八粥の作り方について詳細な記述がある。「臘八粥とは、きび、白米、もち米、粟、ひしの実、栗、小豆、皮をむいたナツメなどを用い、水を入れて煮る。この他に紅染めの桃の種子、杏仁、スイカの種子、落花生、はしばみの実、松の実、及び白砂糖、赤砂糖、乾しぶどうなどを用いて色をつける」。

 では以下に栄養士が勧める「臘八粥」のレシピを一つご紹介しよう。

臘八粥(2~3人食)

 【食材】

 ①米………70g

 ②もち米………15g

 ③赤米………15g

 ④ハトムギ………10g

 ⑤ひよこ豆………20g

 ⑥ナツメ………10g

 ⑦食用ユリ………10g

 ⑧竜眼の果肉………10g

 ⑨白いんげん豆………20g

 ⑩クコ………5g

 【調味料】

 砂糖(または氷砂糖)………適量

 【作り方】

 1、クコを洗って水に浸けておく。

 2、クコ以外の食材を洗い、水とともに炊飯器または圧力鍋に入れ、スイッチを入れる。

 3、炊けたら砂糖または氷砂糖を加えてさらに5分間ほど煮る。

 4、最後にクコを入れてよく混ぜ合わせたら完成。