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2019年 12月 24日17:05 提供:東方網 編集者:王笑陽
日本人の写真家、広瀬明代が平成元年に中国の北京、上海、広州の3都市を訪れたとき撮影したスナップ写真の展示会「遙かなる余韻」が、12月22日から上海で行われている。
撮影:広瀬明代
写真はモノクロで、この中にはバス停でバスを待つ人たちや軒先でマージャンをする人たちなど、穏やかな時が流れていた30年前の中国の街と、そこで暮らしていた人々の様子が捉えられている。
撮影:広瀬明代
これらの写真は、学生時代にアルバイトで貯めたお金で初めて買った中古の一眼レフで撮ったものだという。広瀬は35ミリのレンズ1本だけで、平成元年の中国を鮮やかに記録した。
撮影:広瀬明代
展示会の企画者は、「広瀬さんにとって、当時の中国人の一挙一動が特別な意味を持っていたのかもしれない。その頃、中国人の生活はそれほど豊かではなかった。しかしだからこそ、『質朴』という品性が現れているのだろう。この品性は、経済成長の著しかった当時の日本ではなかなか見られないものになっていたのではないか。これは私の個人的な推測であり、正しいかどうかはわからない」、と述べた。
撮影:広瀬明代
展示会の場所は平型関路1222号にある海上空間で、29日まで開催される。
撮影:広瀬明代