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上海の民間外交事例集が出版 「縁」がキーワード

2019年 12月 17日16:48 提供:東方網 編集者:王笑陽

 16日、新書『从缘说起:民间外交在上海(編集者訳:「縁」から考える上海の民間外交)』の発表会および輸入博での民間外交に関するシンポジウムが、上海国際問題研究院で開催された。


16日、上海国際問題研究院で開催された新書発表会とシンポジウム(撮影:倪鄧杰)

 新書『从缘说起:民间外交在上海』は、上海国際問題研究院と上海市人民対外友好協会との共同編纂、上海市人民出版社の出版によるものだ。上海の各界で民間外交に大きな貢献を果たした人々のストーリーが、「縁」を手がかりとして語られている。

 例えば、「教育との縁」のテーマでは、京都外国語大学の森田嘉一理事長·総長のストーリーが収録された。森田嘉一氏の祖父の吉澤嘉壽之丞氏は中国の南通で長年教師を務め、日本に帰国後、「東亜高等予備学校」を創立した。また父親の森田一郎氏は「私立京都外国語学校」を創立、そして森田嘉一氏は京都外国語大学の理事長·総長を務めて、「上海市大学生日本語スピーチコンテスト」と「全日本学生中国語弁論大会」を30年以上も開催し続けている。森田家三代に伝承されているのは「教育との縁」だ。森田家によるこの「教育との縁」のおかげで、中国と日本の教育交流がおおいに促された。

 新書発表会には上海市人民出版社、上海市外事弁公室、上海市民族と宗教事務局、東方網、上海日報、上海教育国際交流協会などの関係機構·会社の代表らも出席して、新書についての感想を述べた。その後、輸入博(中国国際輸入博覧会の略)での民間外交をテーマとしたシンポジウムも行われた。

(編集:W)