ようこそ、中国上海!
第2回中国国際輸入博覧会

Home >> 新着 >> 上海

AWSLってどういう意味?中国若者の流行語

2019年 12月 6日9:22 提供:東方網 編集者:王笑陽

 中国の言語文学誌「咬文嚼字」は、このほど「2019年流行語トップ10」を発表。「ブロクチェーン」、「996」、「我太難/南了(辛すぎる)」などが入選した。これらは社会的に認知度の高い言葉ではあるものの、若者の流行語というのは難しい。

 いっぽう中国の動画サイトのビリビリ動画は、4日、「2019年弾幕流行語」を発表した。トップとなったのは「AWSL」という言葉で、合計329万6443回、コメントとして流れた。

 しかしほとんどの人は、一見しても何のことかさっぱり分からないだろう。実はこれは中国語「啊,我死了」のピンインの頭文字を組み合わせた言葉で、直訳すると「あぁ、俺は死んだぜ」となる。動画の内容があまりにも可愛くて、楽しくて、心を打たれた感じを表現する言葉だ。例えば、遊んでいるパンダの動画を見て「可愛すぎて死にそう!」と思った時などに「AWSL」とコメントする。

 弾幕とは、そもそもは日本の動画配信サイトであるニコニコ動画において、特定のコメントなどで再生画面が覆い尽くされる現象を意味する。弾幕が発生している動画は弾幕動画と呼ばれている。しかし、この言葉が中国語に取り込まれてから、ビリビリなどの動画サイトで動画上に流れるコメントのことを指すようになった。つまり、特定のコメントだけでなく、普通のコメントも弾幕(中国語でダンムと発音)と呼ぶ。

 ビリビリ動画の利用者は若者が大多数を占めているので、動画上のコメントいわゆる弾幕は、流行りの若者言葉のオンパレードだ。「AWSL」はその典型的な例と言えよう。弾幕は日本にちなんだもののためか、今年の流行語には「名場面」、「涙目」、「歓迎回家(『おかえり』の中国語で日本映画『嫌われ松子の一生」のセリフ)」などの言葉もある。

(編集:W)