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2019年 12月 4日16:47 提供:東方網 編集者:王笑陽
障害のある人一人ひとりが内包する個性と表現力を発揮できるよう、岡山県ではこれまで3回、創作活動を支援する絵画展が開かれてきた。星のように輝いて欲しいとの願いを込めて「きらぼし★アート展」と名付けられたこのアート展であるが、今回12月3日、海を越えて「きらめきは海を超えて:上海-岡山障害児者交流絵画展」と題され、上海市人民対外友好協会、社会福祉法人旭川荘、岡山障害者文化芸術協会の共催により、上海呉昌碩記念館で開催された。
絵画作品を鑑賞する来場者
開幕式で上海市人民対外友好協会の景瑩副会長は、「絵画展を通じて社会各界から障害児者への関心と注目が集まることで、中日両国の社会福祉事業分野での友好関係がいっそう深まり、発展することを期待しております」、とあいさつした。
会場には岡山県の「きらぼし★アート展」で受賞した作品の「馬」、「石鎚山」、「オオハシ」などを含めた21作品や、障碍者施設の旭川荘を利用している人が描いた作品10点、さらに上海市の特別支援学校である普陀区啓星学校と浦東新区補読学校に学ぶ子どもらが制作した35点が展示されている。
旭川荘の末光茂理事長は今回の展覧会を鑑賞した後、「明るくて色のコンビネーションもよくて、まるで夢を見るようです。非常に感動しました」、と感想を述べた。
そしてこの絵画展の開幕に合わせて、旭川荘の出品者や職員など関係者でつくる訪中団計30人が、3日から5日までの日程で上海を訪問した。3日午後に訪中団は、上海浦東新区補読学校との交流イベントに参加し、同校の生徒とコーヒーを楽しんだり、熱収縮チューブで飾り物を作ったりした。訪中した団員たちは「美しい学びの場に感動しました」、「思い出と笑顔をありがとう」といった感想を述べ、キャンパスで記念写真を撮った。
浦東新区補読学校を訪れた訪中団