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妊娠8ヶ月の40歳の女性選手が上海マラソンを完走

2019年 11月 19日15:39 提供:東方網 編集者:王笑陽

 17日に行われた2019上海国際マラソン大会で、妊娠8ヶ月の40歳の女性·黎莉莉(リー·リリ)選手が5時間17分でマラソンを完走し、ネット上で論議を呼んだ。

2019上海国際マラソン大会の完走記念メダルを持つ黎莉莉

 妊娠8ヶ月でマラソンに参加したことに対し、ネット上では、「赤ちゃんにも家庭にも無責任な行為だ」といった批判の声があがった。これに対して黎莉莉選手は、「私はこれまで合計60回もマラソンを完走したことがあり、しかもトップレベルの成績だった。自分の身体状態は自分でよく把握している」と答えた。

マラソン中の黎莉莉選手

 黎莉莉選手へ取材したところ、今回の上海国際マラソン大会は彼女にとって妊娠期間中に完走した3回目のマラソン、とのことだ。これまで妊娠の初期と中期にそれぞれ1回ずつ完走している。マラソンの他にも、妊娠期間中に自転車ライディングやハイキングなどの運動も常にしている。3日間で160キロのロングライドをした経験もある。

妊娠初期と中期に完走したことも

 今回のマラソン大会には、復旦大学付属産婦人科病院の徐常恩医師も参加した。産婦人科医として彼は今回の黎莉莉選手の行動を賞賛したが、これは特殊な事例であって、一般的には妊婦がマラソンを走ることについては「勧めない」と語る。

 「黎さんは経験豊かなランナーだ。今回も成績を見ると、やはり慎重に走っていたことがわかる。マラソンはそもそも人体の限界に挑戦するスポーツなので、妊娠中の女性がマラソンを走ることはお勧めしない。妊娠後期にマラソンに参加したら早産を引き起こす可能性が高い」と述べた。

(編集:W)