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アリババ「独身の日」4兆円突破 日本企業も続々参戦

2019年 11月 12日14:37 提供:東方網 編集者:範易成

  中国で「独身の日」と呼ばれる11月11日にインターネット通販各社が実施する毎年恒例の値引きセールが、12日の午前0時(日本時間午前1時)に終了した。最大手のアリババグループの取引額は、過去最高だった昨年の2135億元(約3兆3千億円)を大きく上回り、2684億元(約4兆2千億円)と、4兆円の大台を突破した。第2位の京東の取引額は、2044億(約3兆2千億円)であった。

アリババグループの取引額は4兆円の大台を突破した

  昨年は、この一日(2018年11月11日)だけで売上げは3.5兆円にのぼった。日本の楽天の1年間の売上げ額3.4兆円を抜いたため、日本でも大きなニュースとなった。今年も日本で共同社、朝日新聞、読売新聞などの主なメディアが報道し、ツイッターでも大きな話題となった。

ツイッターでも大きな話題となった

  「独身の日」当日、アリババグループは本社がある浙江省杭州でイベントを開き、中国の消費者が選んだ輸入品の中でも、日本商品の人気が最も高いなどと紹介した。アリババの担当者は、「日本を訪れる中国人旅行客の増加に伴い、日本の商品やサービスの質の高さが認められるようになった。日本ブランドが多く出店しているので、1位になることを期待している」と話した。

上海市で行った独身の日セールの前夜祭では声優の花澤香菜さんが歌った

  セールの前日、浙江省では、従業員数100名ほどの岐阜県の美容機器メーカーが、近藤英樹社長自らインターネット中継で最後のPRをした。そして、日付が11日に変わった瞬間、真夜中にもかかわらず社員総出で注文を受け付け、開始からわずか1時間で、約3億1000万円の売り上げをたたき出した。

  近藤社長は、「日本ではこの売り上げは絶対ないです。ゼロパーセントないです、こんな売り上げは。美顔器だけだったら(美容部門の)今年世界のナンバーワンをとれると思います」と話した。

  年々規模が拡大する「独身の日」のセールは、海外企業にとっても無視できない存在となっている。このため今年も数多くの日本企業が参戦し、この日に合わせて新商品を投入した企業も少なくなかった。

  アリババによると、開始1時間での国別統計では日本は首位であった。ブランド別の統計では、花王やムーニー、ヤーマン、資生堂が上位10位に食い込んだ。

(編集:f)