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第2回中国国際輸入博覧会

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カネボウが2年連続輸入博出展 今年の目玉は人工皮膚技術

2019年 11月 8日14:07 提供:東方網 編集者:範易成

 第2回中国国際輸入博覧会には、日本企業が数多く出展している。このうち、カネボウは今年2年連続で輸入博に出展し、ブースの面積や規模は前回を上回っている。展示された商品で最も注目されるのは、第2の皮膚を作り出す新技術「ファインファイバー(Fine Fiber)」を応用した製品だ。

カネボウのブース

 紹介によると、ファインファイバー技術の最大の特長は、極細繊維が有する「毛管現象(物体内の狭い隙間が液体を吸い込む現象)」により、合わせて使用する化粧品製剤の保持力や均一化に極めて優れている点だ。この極薄膜は折り重なった繊維と繊維の間に化粧品製剤をしっかりと保持し、液状の製剤を膜全体に速やかに均一に広げ、繊維の隙間から適宜水蒸気を通すことができる。それによって肌を完全に閉塞することなく適度な透湿性も保つことから、長年の課題であった化粧品製剤の肌表面での持続性や均一性に、飛躍的な進歩をもたらす。

カネボウのブース

「ヴェールディフューザー」

 カネボウのスタッフは、このファインファイバー技術を応用した機器「ヴェールディフューザー」の使い方について、夜のスキンケアの最後に肌に美容液をなじませた後、「ヴェールディフューザー」に化粧液をセットして肌に吹き付ける、と話した。

 ヴェールディフューザーから作り出された極細の繊維を手で押さえて肌になじませると、透明になって肌と一体化したようになる。これによって寝ている間も長時間密着し、一晩中美容液を肌に浸透させたまま湿潤環境を整えてくれるという。

 今回はこのファインファイバーの他にも、カネボウ参加のKATE、freeplusなどブランドも最新の商品を展示して、輸入博の来場者に体験してもらう。

村上由泰

 カネボウ化粧品の村上由泰代表取締役は取材に応じ、カネボウにとって中国は最も重要な海外市場であり、輸入博への出展を通じて、中国の消費者にカネボウの最新商品·技術、及び中国市場への方針を示すとともに、今後も輸出の規模と新製品の導入を促進していきたい、と述べた。

(編集:f)