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第2回中国国際輸入博覧会

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AGCが両面ディスプレイを世界へ発売

2019年 11月 7日17:16 提供:東方網 編集者:曹俊

 第1回中国国際輸入博覧会では、世界最大のガラスメーカー·AGCが5G車載アンテナを中国にもたらした。今年、同社は同製品のグレードアップ版を携え、世界で発売する「両面ディスプレイ」を展示している。

 昨年の第1回輸入博の際、旭硝子はAGCグループへと名称を変更する盛大な発表会を開き、ブランド効果を上げた。今年の輸入博で同社は、生活科技館での展示面積を昨年の170平方メートルから200平方メートルへ拡大。建築、自動車、デジタル(液晶テレビ、携帯など)、化学製品、3Dプリンターなどの多岐にわたる20数点の最先端の展示品を展示している。

 もともと硝子で起業した同グループは、今回の輸入博で両面ディスプレイの他にも太陽エネルギーを収集してエネルギーにするEペーパーディスプレイ、新エネルギー交通に利用する「Planibel Auto」、省エネガラスと3D曲面車載用カバーガラスなどを展示して、省エネや保温断熱をアピールしている。

 責任者の紹介によると、両面ディスプレイはガラスの両面に装着して表示することができる。軽くて薄いし、スペースを節約して視野も179度に広がるとのことだ。そして今回の輸入博では、二日間で複数の契約に調印した。バス停など交通システムに利用するEペーパーディスプレイに対しては、数百万ドルの注文があった。

 グループの中国総代表である上田敏裕氏は、以下のように述べた。「中国は世界の工場から世界で最大の市場に変わっている。そして世界で最大の自動車、テレビ、スマートプォーンの市場であり、スマートシティに発展しつつある。弊社もこれに合わせて提案に力を入れている。これらをバックグランドに、弊社では『中国と共同で成長する』という中国戦略を作成した。AGCはB2Bの企業だが、Bの前がCで、中国消費者での知名度を高めるのも今回の輸入博に出展する重要な目標の一つである」。