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日本化粧品企業のダブル11対策 OTOを強化し迅速に調整

2019年 11月 6日22:26 提供:東方網 編集者:範易成

 年に一度のダブル11がまもなくやって来る。各ブランドでは手ぐすねを引いてこれを待ち構えており、硝煙のないEC大戦が既に始まっている。ダブル11が近づくに伴い、日本の化粧品グループ資生堂傘下の各ブランドは、先行販売を含む様々なキャンペーンを相次いで始めている。

 関係者によると、同社ではダブル11のために日本式の「折り紙型ギフトセット」を特別に製作すると同時に、天猫の各オンラインショップで、割引とプレゼントなどのキャンペーンを展開中だ。

 一方、オフラインのイベントでは、エリクシールが11名の当選ユーザーをシンガポールに連れて行き、今年のテーマである「しわ改善の旅」というイベントを実施。シンガポールのランドマークで「シンガポールの目」と言われている観覧車で生放送を行い、目のしわを改善する秘訣を共有した。また、アネッサは全国各地で11回のキャラバンを行い、AI技術を活用して、ファンと俳優の王俊凱とのマンツーマンテニス対戦を実現した。    

 資生堂輸入化粧品統括部の上田典史部長は取材に対して、中国市場は活発で変化が速 いためプラン策定の面において日本市場と大きな違いがある、と以下のように語った。「日本では、厳密な計画を策定し、計画通りに行動しますが、中国では刻々と変化している市場のことを考えて、速やかに対応しなければなりません」。

 今年のダブル11で、上田部長の部門では同時に数件のプランを立てている。実施時には毎日キャンペーンの効果の評価を行って、情況が好ましくなければすぐにプランを変更し、消費者のニーズに応じて調整していくそうだ。「例えばフラッグシップショップのページでダブル11のキャンペーン情報を発表してから、その露出度と販売量を常に分析しています。露出度が高いがコンバージョン率が低いとき、コンバージョン率の向上に重点を置いて活動します。逆の場合も同じです」、と述べた。

 今年のダブル11前後において、資生堂のもう一つの特徴はオンラインとオフライン(OTO)を連携させていることだ。オンラインでのキャンペーンを数多く実施する他に、オフラインでも一連のキャンペーンを実施している。これについて上田典史部長は、「ダブル11と言えばすぐに割引を思いつくかもしれませんが、私たちがやりたいのは販促キャンペーンだけではありません。面白いイベントの企画によって、消費者にわれわれのブランドを知ってもらい、新しいことに挑戦することによって新規顧客の開拓を強化したい、ということなのです」と述べた。