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中国オンライン旅行会社大手のシートリップがJR九州と提携

2019年 10月 11日16:33 提供:東方網 編集者:範易成

 東方網11日付:中国最大のオンライン旅行会社シートリップはこのほど、上海の本社において、九州への誘客に向けた基本合意書をJR九州と締結した。これは今年4月のJR東日本との提携に続き、JRとの2件目の締結となる。世界3億人の会員を持つシートリップと、九州7県の交通網を持つJR九州が協力することで、九州への訪日外国人の一層の増加と、九州の地域活性化を目指している。

 シートリップは今年4月からJR九州のレールパスの直接販売契約を結び、旅行者の利便性を図ってきた。さらなる誘客に取り組むためには、オンラインを通して九州の魅力を発信し、中国から九州への誘客に取り組むことが九州へのインバウンドのさらなる活性化につながると考え、九州への誘客に向けた基本合意書を締結し、連携する運びとなった。

 今回の提携によって両社は、ホームページ等での相互のプロモーション活動、レールパス等の旅行商品のシートリップでの取り扱い、宿泊、観光地、商業施設等のプロモーションを実施する。そしてシートリップの九州各地の自治体と連携したプロモーションに、JR九州もモデルルート提案や列車リソースの提供等の協力を行う。また、インバウンドに関する観光関連データの分析も行う。一般社団法人九州観光推進機構からもアドバイザーとしての協力を得て、訪日インバウンドの観点から九州への需要創造、地域活性化に努めてゆく。

 基本合意書の締結式は10月10日にシートリップ上海本社にて行われ、九州旅客鉄道株式会社取締役専務執行役員古宮洋二氏、シートリップCMO孫波氏が出席した。

 古宮氏は、「年間3億人以上のユーザーを有する中国NO.1のシートリップとの連携を最大限に活かし、九州の魅力をより多くの中国の皆様に知って頂き、九州と中国との交流に寄与することで、九州への需要創造を図り、九州の地域活性化に繋げていきたい」と期待を語った。

 孫波氏は、「九州は中国人旅行者に人気の場所です。実際、中国から九州を訪れる旅行者は増加傾向にあります。買い物、温泉、都市の魅力、文化など、九州には様々な魅力があります。この度の協定を通じて、お客様に九州7県の魅力を積極的に発信することに加えて、九州をより便利に快適に旅行をお楽しみいただくことが可能になります。距離的にも近い九州を、中国人の身近な旅行先として根付かせ、地域の活性化にも貢献して参りたい」と述べた。

 現在、シートリップは、日本におけるインバウンド拡大に貢献する目的で、地方自治体、企業と積極的な戦略的協定を拡大している。地方自治体や観光局では、すでに、大阪、北海道、横浜、高知、愛知、大分と、さらには、JR東日本や東京海上日動、第一交通、オークラニッコーホテルマネジメントなど、数社と協定を交わしてきた。シートリップとしては、戦略的協定を今後も拡大することにより、中国からの日本に向けてのインバウンド市場をさらに充実させていく方針だ。

(編集:f)