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新中国成立時のカラー映像 ドキュメンタリー『彩色新中国』を放送

2019年 9月 27日16:58 提供:東方網 編集者:王笑陽

 新中国成立70周年の記念番組として、CCTVや東方テレビなどは10月1日夜18時からドキュメンタリー『彩色新中国』を放送する。上海テレビ局のドキュメンタリーセンターが制作したこの番組では、新中国成立当時に撮影されたカラー映像が初公開される。

1949年10月1日の中華人民共和国開国大典

 1949年9月、中国と旧ソ連の撮影チームは中国を共同取材して、映画『中国人民的勝利(中国人民の勝利)』と『解放了的中国(解放後の中国)』を制作した。今回放送されるドキュメンタリー『彩色新中国』は、その2作品に基づいたものである。

 上海音像資料館編研部の汪珉主任によると、この2作品は非常に有名で、今でも見ようと思えば探すのは難しくない。しかし、それらはモノクロ版だったが、幸いなことにこのほどロシアでそのカラー版が発見され、70年前の全ての映像素材がよく保存されていることが分かった。

中華人民共和国開国大典での毛沢東と朱徳

 上海音像資料館によると、70年前、中ソの撮影チームは、当時の最先端だったドイツのアグフア·ゲバルト社が生産した設備などを用いて撮影した。そのカラーフィルムに記録された画像は、70年も経った今でも色あせずに鮮やかである。そこで、上海テレビ局のドキュメンタリーセンターは、これらの映像資料の中から一部を取り出し、『彩色新中国』として今回初めて公開することにした。

杭州の名勝、西湖の70年前の景色

 中ソ撮影チームは1949年に「中華人民共和国開国大典」を撮影したほか、翌1950年にかけて中国の15都市をまわって、200本のフィルムに長さ30時間分の映像資料を集めた。これらには北京、上海、広州、杭州、重慶、南京などの都市の新中国成立当初の様子が、客観的に記録されている。

旧ソ連のカメラマン

 ドキュメンタリー『彩色新中国』は、70年前の映像資料を単純に再編集したものではない。ドキュメンタリー制作チームは、当時の中ソ撮影チームのメンバーやその家族に取材を行い、さらに北京、上海、広州、杭州、南京の5つの都市を訪れて、70年前の映像に映っている人を探し出して取材した。

 ドキュメンタリーの謝申照監督は、「これらの古い映像の中に映っているのは、必ずしも有名人ではなく、普通の人も多いです。彼らの記憶と感情、それに客観的に記録された映像資料とを合わせて、新中国成立時の本当の様子を視聴者に見てもらいたいです」と語った。

(編集:W)