上海版「ミシュランガイド２０２０」が昨日の午後、発表された。計４０店舗が星を獲得し、中でもフランス料理店「ULTRAVIOLET by Paul Pairet」は三つ星に認定された。

　上海版の発行は今年で４回目。三つ星を獲得した唯一の店は、外灘（バンド）にあるフランス料理店「ULTRAVIOLET by Paul Pairet」である。同店は４年連続で三つ星を獲得し、毎日１０人しかもてなさないため、予約が非常に難しいことでも有名だ。ほかには二つ星が８店、一つ星が３１店であり、初めて星を獲得した料理店は１０店となった。

　発表会でミシュランガイド国際責任者グウェンダル·プレネック氏は、「上海は２０２０年版ミシュランガイドを発表した中国で最初の都市です。上海から新しい旅をはじめたいと願っています」と語った。

　ミシュランガイドは、フランスのタイヤ大手ミシュランが発行する、レストランやホテルの格付けガイドブックである。パリ万博が行われた１９００年、車のドライバー向けにホテルやレストランの情報を提供するため発行したのが始まりで、現在は世界的に有名なグルメガイドとなっている。２０１６年、ミシュランガイドは中国に進出し、上海版と広州版をそれぞれ発表した。ミシュランによると、今年１１月には初めて北京版を発表する予定とのことだ。

（編集：Ｗ）