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アニメ『黒猫警部』の戴鉄郎監督の追悼式

2019年 9月 11日13:47 提供:東方網 編集者:王笑陽

 中国アニメの名作とされる『黒猫警部』の監督兼脚本家である戴鉄郎氏の追悼式が、9月10日、上海で行われた。『黒猫警部』のキャラクターである黒猫警部と白猫班長の像が遺影の両側に立ち、生みの親を見送った。

 9月4日夜、中国のアニメ制作会社·上海美術電影製片廠は、戴鉄郎監督が病気で死去したことを発表した。享年89歳。

 戴監督は1930年にシンガポールで生まれ、1940年に本籍地の広東省恵陽市に戻る。1953年に北京電影学院を卒業後、上海電影製片場で美術デザインやアニメデザインなどを担当。改革開放(1978年)以降は監督兼美術デザインを務めた。『自慢の将軍』『オタマジャクシがお母さんを探す』などの名作アニメの制作にも参加。『黒猫警部』は戴鉄郎氏が脚本、監督したアニメで、わずか5話しかなかったものの、80年代から90年代に中国で広く知られ、この時代に育った人々の共通の記憶となった。

 10日の追悼式には多くの人々が集まった。ファンは黒猫警部のバッジを付け、花輪の傍らに戴監督が最も好きだったコーヒーとコーラ、タバコなどを捧げ、監督の冥福を祈った。

(編集:W)