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42億元突破!『ナーザ 魔童降臨』が中国映画歴代興行収入3位へ

2019年 8月 29日14:01 提供:東方網 編集者:王笑陽


アニメ映画『哪吒之魔童降世』のウェイボー公式が興行収入42億元突破を発表

 この夏休み、中国で空前の大ヒットとなったアニメ映画『ナーザ魔童降臨(哪吒之魔童降世)』は、42.4億元(約620億円、8月21日時点)の興行収入を記録し、中国のアニメ映画歴代興行収入ランキング1位、中国映画歴代興行収入3位となった。同時期にジャッキー·チェンとシュワルツェネッガーが主演した『龍牌之謎』や、張家輝ニック·チョンと楊紫が主演した『沈黙的証人』などが上映されたが、このアニメ映画にはまったく敵わなかった。

 中国映画歴代興行収入1位はアクション映画『戦狼2』、2位はSF映画『流浪地球』で、ともに国産の映画だ。今回『ナーザ魔童降世』が国産アニメ映画としてこのような成績を上げたことに関して、国産映画の時代が本当に到来した、と多くの人々が考えている。

主人公のナーザ

 映画の中のスーパーヒーローと言えば、ほとんどの人はマーベル映画のアイロンマンやキャプテン·アメリカを思い出すだろう。だが2015年に公開された『西遊記ヒーロー·イズ·バック(西遊記之大聖帰来)』、2016年公開の『紅き大魚の伝説(大魚海棠)』、2017年公開の『大護法』などの、中国の伝統的要素が入ったオリジナルのアニメ映画が高い評価を受けている現在、孫悟空やナーザなども若い世代のスーパーヒーローになっている。

歴代のナーザのイメージ(上:ドラマアニメ『小さいナーザ(小哪吒)』、左下:アニメ映画『大暴れ孫悟空(大鬧天宮)』、右下:『ナーザの大暴れ(哪吒鬧海)』)

 この作品は、主人公のナーザの成長物語だ。ナーザは中国の代表的な神話のキャラクターである。そのイメージは20世紀の中国名作アニメ映画『大暴れ孫悟空(大鬧天宮)』」と『ナーザの大暴れ(哪吒鬧海)』を継承しながら、現代の観客に合わせて再設定されたという。一見カッコ悪そうだが、映画が終わると可愛くてたまらないと感じられるタイプだ。

(編集:W、実習生S)