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2019年 8月 14日16:12 提供:東方網 編集者:王笑陽
ピーター·ジャクソン監督の『指輪物語(The Lord of the Rings)』三部作のコンセプチュアル·アーティストとして知られるジョン·ハウ(John Howe)の個展が、初めて上海で開かれている。
カナダ人アーティスト·ジョン·ハウ
展示会の名称は「中つ国の旅人ージョン·ハウ展(中国語:中洲旅人:约翰·豪艺术展)」。「中つ国」という、イギリス作家·トールキンの名作『指輪物語』における架空の世界を表現するオリジナル作品を、数多く展示している。
ジョン·ハウは学生時代にトールキンの傑作『指輪物語』から強いインスピレーションを受けて、この本をモチーフとしたイラストの創作を始めたという。ガンダルフとバルログの戦い、エントたちによるアイゼンガルドへの攻撃といった名場面の細部や雰囲気、英雄と怪物たちの様子から衣装、武器までの全体的なイメージが、ジョン·ハウの豊かな想像力を通して具象化された。1997年、ジョン·ハウはニュージーランドのピーター·ジャクソン監督に依頼され、映画『指輪物語』のビジュアル·コンセプトに取り組むことになった。彼のおかげで、今や世界中の人々はトールキンの「中つ国」を実際に見ることができる。
灰色のガンダルフ(原画は1997年にパリで盗まれたので、これはレプリカ)
トールキンの世界のほか、今度の展示会ではジョン·ハウのドラゴン、甲冑、戦士、山と海などをテーマをするファンタジー画、『氷と炎の歌』の最新挿絵なども披露。また、現在開催中の2019上海ブックフェアに合わせて、14日にはジョン·ハウ新作『中つ国の旅人:袋小路屋敷からモルドールへ―ジョン·ハウのスケッチ集』のサイン即売会も行われる予定だ。
『氷と炎の歌』の最新挿絵も披露
ジョン·ハウが今回の個展のためにデザインしたロゴ。彼の最も好きなイメージのひとつ―竜と彼の前のイニシャル表記"JH"を融合したものだという。
「中つ国の旅人―ジョン·ハウ展」
開催日時:8月4日~8月31日10:00~21:00
展示場所:思南公館(上海黄浦区復興中路515号)
チケット:個人予約無料