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ゴミ分別実施から1か月 その成果は?

2019年 8月 1日17:21 提供:東方網 編集者:範易成

  東方網1日付:「上海市生活ゴミ管理条例」が施行されてからはや1か月が経った。上海市民のゴミ分別習慣や、市全体の生活ゴミの分別処理などはどう変わっただろう。

  上海市の緑化及び市容管理局がこのほど発表したデータによると、上海市における7月の湿ゴミ(ほぼ日本の生ゴミに相当)の処理量は6月より15%増加し、昨年末と比べて82%増であった。またリサイクルゴミは6月より10%増加、干ゴミ(日本の一般ゴミに相当)の処理量は6月より11.7%減少した。

  分別して出されたゴミの収集システムは、現在、上海では基本的に構築されている。湿ゴミ収集車は1090台、干ゴミ収集車は3200台、有害ゴミ収集車は80台、リサイクルゴミ収集車は154台、それぞれ稼働しており、回収サービスを提供する場所は8778ヵ所、リサイクルゴミの収集場所は8カ所設けられている。

  これらのデータから、上海市民のゴミ分別の習慣は定着しつつあり、全市のゴミ処理や再利用の効率も上がってきていると言える。

しかしこの一方で、ゴミを分別せずに捨てる行為もまだ後を絶たない。上海市城管執法局によると、生活ゴミの廃棄違反に関して、7月に計8655件の「是正勧告」(処罰はなく、違法行為の是正を求める通知)と、872本の「処罰書」を発行した。この対象のほとんどが大型デパートや高層オフィスビルであり、これらの場所では分別しないままゴミを捨てることがまだ多いという。

  したがって今後は、デパート、オフィスビル、教育機関など、ゴミ分別の問題の発生率が高い場所への検査を強化するとともに、個々の市内飲食店の違法行為への取締りも強化していく予定だ。 

(編集:f)