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日本のミシュラン料理長が上海で交流イベント

2019年 7月 11日16:29 提供:東方網 編集者:兪静斐

 7月10日、日本のキッコーマンは上海で「食文化の国際交流を促進する」という特別講座を開催した。日本のミシュランレベルレストラングループである「うかい」の和食統括を務める菊地剛氏一行を上海に招き、上海で日本料理屋を営む料理人向けに、和食文化と職人精神を伝授した。

 イベントの当日、菊池氏は人気の日本料理·すき焼きを例に挙げ、会場に集まった30人の日本料理の料理人に向けて、和食の真髄と真の和食の巨匠の心得を分かち合った。菊池氏によると、日本料理の最大の特徴は、食材本来の味を大事にすることだ。中国でどのような食材が入手できるのか、そして料理を通してこれらの食材の風味をどうやって十分に発揮するのかが、一人前の料理人として絶えず研究し、追求すべき目標である、と語った。

 また、中国の人々が生卵を食べるのに慣れていないと聞いた菊地氏は、普通すき焼きで使われる生卵の代わりに山芋のとろろを使った。これらは来場した料理人たちのヒントとなった。

 今回のイベントを主催したキッコーマン海外管理部の深澤晴彦部長は、「キッコーマンは従来から、中国市場を大変重視している。中国市場では製品の生産と販売だけでなく、食文化に関する交流も積極的に展開している。2010年の上海万博開催期間には、伝統の日本料理を表現する料亭『紫 MURASAKI』を出展した。そして同年、上海の大学に『KIKKOMAN‘紫 MURASAKI’基金』を設立し、2011年から毎年、定期的に食文化に関する講座を行い、奨学生を日本へ交流に招待している。また、毎年、上海と広州で料理学校の学生に向けて、和食講座も行っている」と紹介した。

 一年後に行われる東京五輪に向けて、キッコーマンはうかいグループと協力して、東京で最も華やかな商業圏である銀座と有楽町界隈に、新形態のレストラン「KIKKOMAN LIVE KITCHEN TOKYO」をこのほどオープンした。交通も便利で、訪日観光客の新しいランドマークとなっているとのことだ。