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沈光文:11年ぶりに中日児童絵画展 「交流のプラットフォームを作りたい」

2019年 7月 11日15:55 提供:東方網 編集者:範易成

  まもなく東京で、「2019中日少年児童アニメ•漫画絵画展」の授賞式及び優勝作品展覧会が開かれる。これは2019国際少年児童アニメ•漫画絵画展実行委員会、東方網、光文東京網の主催によるもので、「平和、環境保護、友好、五輪」をテーマとする今回の絵画展には、中日両国のアニメ•漫画愛好家や青少年から、これまでに数百の作品が集まった。


  光文東京網の沈光文社長は取材に応じ、「2008年に上海で国際児童アニメ絵画展を行いました。今年は日中青少年交流推進年であり、中日友好が新しい時代に入るのを記念して11年ぶりに絵画展を開催しました。中日の子供たちが、今回のイベントを通じて相互理解、相互尊重および相互学習を強化することと、中日友好の種が両国青少年の心に根付き、花を咲かせ、実をつけるよう期待します」と述べた。

  沈光文は1981年から唐雲など著名な画家に師事して絵を学び、芸術の道を歩いてきた。そして1984年に上海で開催された「日本巨匠画展」を観覧して日本画に魅了された彼女は、中国の伝統的な水墨画の技法を習得した後に、日本に赴いて日本画を勉強することを決意する。

  日本に渡った沈光文は、名古屋芸術大学で日本画を勉強するとともに、NHK放送学園などで日本人へ中国の水墨画を教えた。その後日本での数十年の間に、作品約500点を創作して画集を出版したり、中国と日本、アメリカでも個展を開催した。そして創作活動と同時に、積極的に中日文化交流事業に取り組んだ。

  彼女が設立した光文株式会社は、これまで、中日間の文化、芸術、旅行、環境保護に関わるイベントを数多く開催し、推進•宣伝•共同振興に力を入れてきた。

  沈光文によると、2008年に上海で開催された「国際少年児童アニメ絵画展」には、当時、四川地震で被災した地区の子供達と上海で生活している日本人学生から作品を募集したという。「イベントは大成功でした。優秀作品は最終的に、上海の静安寺文化館に展示されました」。そしてさらに沈光文は、「もともと絵画展は4年に1回開催する予定でした。しかし2012年は中日関係が波瀾に見舞われたので開催できず、とても残念でした」、と述べた。

  去年、日本の安倍首相が中国を訪問した。そして「日本国政府と中華人民共和国政府との間の青少年交流の強化に関する覚書」に署名し、2019年を「中日青少年交流推進年」と銘打って、今後5年間で3万人規模の青少年交流を実施していくことで中日が一致した。沈光文はこれから中日友好が新しい段階に入ると確信する。こうして11年ぶりに絵画展を開催するに至ったのである。

  紹介によると、東京のイベント会場である「光文芸術空間」は、活動が終わった後も、引続き中日両国の少年の交流プラットフォームとして使用されるとのことだ。


絵画展公式サイト:https://icame.koubun.tokyo/

(編集:f)