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第一線監督者の交流会「GMCA in 上海」の予選会 決勝に6社選出

2019年 7月 1日17:18 提供:東方網 編集者:王笑陽

 技術が急速に進化している今の時代、日本の誇りである製造業では、大きな変化が起こっている。日本一国でいいものづくりを実現することがなかなか難しくなるなかで、国境を超えて様々な国と企業が協力しながら、工場の製造能力を向上させることを模索する日本の製造業者や機関は多い。

 6月28日、一般社団法人日本能率協会の主催、ファクトリーネットワークチャイナ(工場網)の協力による「GENBA Management Conference & Award 2019 in 上海」(略称:GMCA in 上海)の予選会および記者会見が、上海のオークラガーデンホテルで開催された。13社の工場の第一線で活躍する監督員が予選会に参加。投票によって票数の高かった6人が、10月25日に開催される決勝戦へ駒を進めた。

予選会

 GMCAは日本能率協会が主催する製造業の大会で、日本ではこれまで30回以上開催されている。

 その歴史をたどると、1982年、当時の日本能率協会中部地域評議員会·議長である故·大野耐一氏が、各社の第一線で活躍する監督者たちに、活動事例の発表や情報交流の場を提供しようと、名古屋で「第一線監督者の集い」を開催したのが始まりだ。以来、この大会は日本にとどまらず、海外でも開催されるようになった。2016年には「GMCA in バンコク」、2018年には「GMCA in 上海」が開催された。

 主催者によると、今年は去年に比べ、参加企業の数も質もアップしたという。日東電工、天津電装、広汽豊田などをはじめ、13の企業が28日の予選会に参加した。去年は6社だけだった。日本能率協会のプロジェクトリーダー·勝田健太郎氏はこれについて、「来年の大会には、さらに多くの企業が参加してほしいと思います。特に日系企業だけでなく、多くの中国本土の企業にも参加していただきたいです」、と述べた。

決勝進出を果たした6社の監督員

 28日の予選を勝ち抜いた6社とその発表テーマは以下のとおり。

 ① 日東電工(上海松江)有限公司 (発表テーマ:NO TOUCHの安全活動について)

 ② 天津電装電子有限公司 (発表テーマ:私が進めた職場改革―はんだ付け工程組み付け不良の低滅)

 ③ 柯尼卡美能達商用科技(無錫)有限公司 (発表テーマ:慢性不良の撲滅に挑戦)

 ④ 四川一汽豊田汽車有限公司 (発表テーマ:活動展開と成果)

 ⑤ 広汽豊田汽車有限公司 (発表テーマ:バンパー製造工程トヨタJust In Time追求によるものづくり構造改革と職場力強化)

 ⑥ 住友電工(蘇州)光電子器件有限公司 (発表テーマ:現場アイデアによる歩留改善)

 決勝戦は10月25日、上海ケリーホテル(中国上海浦東嘉里大酒店)で開催される。ファクトリーネットワークチャイナが主催する、優秀な日本ものづくり400社が出展する「FBC上海2019ものづくり商談会」も同時に開催される予定だ。

(編集者:W)