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10周年を迎えた「上海MISA夏音楽祭」が7月に開催

2019年 6月 6日10:03 提供:東方網 編集者:兪静斐

 今年の「上海MISA夏音楽祭」は、2019年7月2日(火)から7月15日(月)まで上海シンフォニー·ホールとシティグラスミュージックスクエアにて開催される。今回の音楽祭には、上海交響楽団、ロンドン·フィルハーモニック、ニューヨーク交響楽団など35組以上のアーティスが登場し、23公演を行う。チケットはすでに発売開始され、人気のエベーヌ四重奏団等のショーは、発売後2時間で即完売した。

  

 2009年に誕生した「MISA夏音楽祭」は、今年で10周年を迎える。この間、世界一流の演奏家やクラシックの団体がMISA夏音楽祭に登場した。これまで200以上の公演が行われ、総観客動員数は20万人を超えた。さらに、ここ数年は、主催者によるライブ動画配信サービスで、新たな視聴者層も獲得している。

 「MISA夏音楽祭」は中国国内で最もホットな音楽フェスの一つとして、様々なコンサートと美しい演奏で観客たちを魅了してきた。今回は常連であるニューヨーク·フィルハーモニックの5度目の出演が実現し、オープニングセンターで演奏される予定だ。そして、初登場となるBBC交響楽団は、新曲『チョコレート』を世界初披露する。また今年BBC交響楽団は、上海交響楽団と共にプロムナード·コンサートに参加し、二度目の共演となる。上海交響楽団もこの場でワールドツアーの曲目の一部を先行公開する予定だ。

  

 演奏者には、コリン·カリー·グループ、香港フィルハーモニー管弦楽団、人気ピアニストのミハイル·ウォルニーらを迎える。また、ドイツミュンスター出身のシャンソン歌手、ウテ·レンパーが再び登場し、作曲家クルト·ヴァイルの傑作『七つの大罪』を歌う。ほかには、オペラ歌手で有名なウォレン·モク(莫華倫)が、イーゴリストラビンスキーの名作『兵士の物語』のナレーションを語る。さらに音楽祭を彩るのは、エドヴァルト·グリーグの代表作の1つで、ヘンリック·イプセンの戯曲『ペール·ギュント』のために作曲した劇音楽で、ドイツ出身の作曲家クリスチャン·ヨストが創作した新曲『夜行』だ。ヨトは中国の伝統文化に魅了され、前にオペラ『紅夢』とバレエ劇『紅楼夢』を創作した。中国の人気俳優も今回の舞台に登場し、斬新な音楽朗読劇を観客に捧げる予定だ。

 もちろん、今年の野外舞台でも世界一流の演奏家たちが多彩な民族楽器で世界の民謡メドレーを奏でる。観客は言語の壁を越えて、世界各地のリズムを聞きながら、ゆったりと音楽の旅を楽しめるだろう。

 そして世界中から注目を浴びている日本発の太鼓芸能集団「鼓童」も、MISA音楽祭で上海に初登場し、『螺旋』という作品を上演する。『螺旋』は日本の人間国宝で歌舞伎俳優の坂東玉三郎が演出を手がけたもので、今回は再構成したものを演奏する予定だ。

  

 「MISA夏音楽祭」は人々の音楽ライフを応援し続けたいという思いも込めて活動をしている。音楽を愛する者の交流の場として、学生音楽ボランティア団体や各種の音楽団体の活動もサポートしている。

(編集:虞詩呈)