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磨き上げられた滬劇「敦煌女児」が上海で公演

2019年 5月 24日16:51 提供:東方網 編集者:範易成

  東方網24日付:滬劇(上海芝居)「敦煌女児」は、上海人の樊錦詩が敦煌の研究と保護に取り組む物語だ。創作されてから8年が経つが、公演しながら手直しが入れられ、完璧なものを目指し続けている。

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  上海滬劇団が「敦煌女児」を創作したのは2011年。一般的に滬劇はささやかな物語が多く、細やかな感情や人物を描くのを得意としてきた。しかし「敦煌女児」は、ある科学者の壮大な精神や事業の物語で、このため当初は劇の成功が不安視されたという。

  「敦煌女児」の主人公の樊錦詩は実在の人物だ。以前、敦煌は中国にありながらも、研究は外国で行われるのが実情だった。しかし、上海で生まれた樊錦詩は、北京大学を卒業した後、中国人として敦煌文化遺産への保護、研究に取り組み、その業績は世界に高く評価された。現在の敦煌市は、中国甘粛省北西部の酒泉市の管轄下の県級市である。かつてシルクロードの分岐点として栄えたオアシス都市であり、近隣にある莫高窟は人類史上最大の文化財の一つと見られている。

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  「敦煌女児」は去年5月23日に初めて公演された。そして公演しながら5回の専門家討論会を開催し、200以上の観衆アンケート調査を集めるなど、様々な意見を聴取して脚本、音楽、踊り、美術などを改善し続けた。

  関係者によると、最新バージョンの「敦煌女児」は5月30日と31日に、上海の美琪大劇院で公演される。全国から集まる17演目の芝居と競い合い、中国舞台芸術最高賞とする「文華大賞」を目指しているとのことだ。 

公演を観賞する樊錦詩

(編集:f)