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蘇州でFBCものづくり商談会 スマート製造分野の中日協力が焦点に

2019年 5月 23日17:16 提供:東方網 編集者:王笑陽

 5月22日、23日の二日間にわたり、蘇州市相城区人民政府とファクトリーネットワークチャイナ(FNA)の共同による「FBC江蘇2019ものづくり商談会in相城及び蘇州(相城)中日スマート製造協同イノベーション核心区紹介会」が、蘇州で開催された。

商談会の開幕式

 蘇州市人民政府によると、2018年の蘇州と日本の貿易総額は300億ドルに達した。今や1600社以上の日系企業が蘇州に進出し、1万人近くの日本人が駐在している。そして蘇州では、相城区に「中日スマート製造協同イノベーション核心区」の建設を計画しており、日本のハイエンド装備製造企業や、工業ロボットおよび部品生産企業、ハイエンド医療機器生産企業などを引き寄せようと考えている。

商談会の様子

 この計画に基づき、上海で「FBCものづくり商談会」を何回も成功させた経験を持つFNAは、蘇州市相城区人民政府と協力して、今回、蘇州初の「FBCものづくり商談会」を開催した。商談会は、蘇州への進出を希望している日系企業を対象に、蘇州相城区の製造業の現状および発展計画を紹介する一方で、部品調達や販路拡大を希望する現地のものづくり企業を対象に、ファナック、日本電産(Nidec)、アマダ、ミツトヨなどの日本の大手企業との商談の場を提供した。


蘇州は長江デルタ経済圏に位置する

 長江デルタ一体化という政策が国家戦略になってから、蘇州と上海の関係はより緊密になっている。蘇州相城区にある蘇州北駅から上海虹橋駅まで、高鉄(高速鉄道)に乗れば最短23分で行ける近さだ。この優れた地理的条件は、日系企業を引き寄せる大きな理由の一つとなっている。また、上海に次ぐ中国第2位の工業都市として、蘇州では製造業が発達しており、日本のものづくり企業にとっては開放的で友好なビジネス環境が期待できる。

商談会の様子

 日本電産はFNAが主催した「FBCものづくり商談会」に、これまで何回も参加したことのある企業だ。日本電産の経営企画部の担当者は、東方網の記者に対し、「商談会は数多くのものづくり企業を集めていて、専門性が高いと思います。そしてFNAは事前企業間マッチングを行っているので、商談をとても効率的に進められます」と述べ、蘇州の製造業は見通しが明るい、という見方を示した。

(編集:W)