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上海の小学校が「家事の手伝い」を宿題に、家庭への責任感を培う

2019年 5月 15日16:21 提供:東方網 編集者:王笑陽

 上海市普陀区の樹徳小学校では宿題に「家事の手伝い」がある。食器洗いや洗濯物の片付け、掃除や料理など、学年に応じて「家事の手伝い」のリストは異なる。手伝いが終わった後は、両親に評価を書いてもらわなければならない。

 梁青雲校長によると、このような教育は4年前から始めたという。現代社会では、ほとんどの子供たちは整った環境に暮らしている。王子様やお姫様のように、パパとママに甘やかされている子が多い。学習以外のことは基本的にしないので、日常生活能力や家庭への責任感が弱い。そのため、樹徳小学校では「家事の手伝い」を宿題にしたそうだ。

 梁校長は、小学生にとって料理が一番難しいと考えていたが、意外と反応がよかったという。三年生の汪さんは週に3回料理の手伝いをする。ステーキ、パスタ、ポテトチップ、肉だんご、いずれも難しそうな料理だ。「この宿題を通して、普段パパとママがやってくれていることを知りました。両親の苦労も理解しました。だから私は自分のできることを自分でやります。できれば家事の手伝いもします」、と感想を述べた。子供が作った料理の写真を撮ってウェイチャットのモーメンツにアップし、「感動した」と投稿する親も多い。

 5月15日は国連が定めた国際家族デー(International Day of Families)だ。家族のメンバー間の相互理解と家庭への責任感は、家族全体の幸福につながる重要な要素とされている。幸せで健康な家庭にとって、学校の教育活動はあくまでも補助的なものにすぎない。やはり最も重要なのは、親と子供の共同の努力と言えよう。

(編集:W)