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あなたはスマホ読書に賛成?反対?

2019年 4月 23日17:17 提供:東方網 編集者:王笑陽

 今日4月23日は「世界本の日」(中国語は「世界読書の日」と訳)。先ごろ中国新聞出版研究院は「第16回全国国民読書調査」を行い、その結果を発表した。

 これによると、2018年、中国の成人1人当たりの紙の本の読書量は4.67冊で、電子書籍の読書量は3.32冊だった。PC、スマホ、Pad、Kindleなどのデバイスが中国人の情報に接する主な手段となり、中でもスマホの利用時間が最も長く、成人の1日平均スマホ利用時間は84.47分であることが明らかにされた。

 中国新聞出版研究院の魏玉山院長はこれに対して、「電子書籍の普及につれて、国民の読書率と電子書籍の利用率が上がっており、読書人口も増加している。しかし、紙媒体の利用率の増加ペースは鈍化しているというのが、新たな動向だ」と分析した。

 調査レポートの発表後、多くのメディアは「成人の1日の平均スマホ利用時間は84.47分」という点を強調して報道した。

夜22時「ウェイボーをちょっと見てから寝る」、22時30分「ウェイチャットをちょっと見てから寝る」、23時「ゲームをちょっとやってから寝る」、23時30分「小説をちょっと読んでから寝るぞ!!」0時「小説はいいね、読みたいなあ」、朝6時「ちょっと寝てから起きる」…(画像はウェイボーから)

 SNSのウェイボーでは、この数字に対して疑いを抱いたユーザーも少なくない。「私が国民全体の足を引っ張らなかったのは初めて。スマホの利用時間では、私は全国でも上位に入るかも」、「一日中スマホを手から離さない」、「84.47分?844.7分の間違いだろう?」などのコメントが寄せられている。

 そして、スマホでの読書には賛否両論がある。「細切れのスマホ時間で本を読むのは、効果のある読書ではない」、「スマホ読書というが、他人のブログやネット小説のような『栄養のない』ものが多くては、本当の読書とは言えない」といった意見を持つ反対派もいる。その一方、「スマホアプリで読書すると、読書体験もソーシャル化されて面白い」、「毎日の読書時間をアプリで記録することで、激励の効果がある」という賛成意見を持つ人もいる。

 「電子書籍はいつでもどこでも読める」のは、紙媒体と比べて最大のメリットとされているが、「スマホアプリを通じてその読書体験をソーシャル化するのが可能」という特性も軽視できないだろう。例えばある読書アプリは、友達がどんな本を読んでいるか、コメント数が最も多い本は何か、人はこの本を読むときどこをメモしたのか、読書時間が一番多い友達はだれか、などの情報を知ることができる。

 証券アナリストの東東さんはメディアの取材に対して、「読書はそんなに私的なことではないと思います。読書の感想やメモ、そして読書リストや好みの本などはすべてシェアできるものです。意見を交換することで、その本への理解をより深められるかもしれません」、と述べた。

 あなたはスマホ読書にどんな意見をお持ちだろうか?

(編集:W)