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日本のシートメーカーが上海モーターショーで初海外出展

2019年 4月 17日16:52 提供:東方網 編集者:兪静斐

 2019上海国際汽車工業展覧会(上海モーターショー)が、2019年4月18日~25日にかけて、国家会展中心(上海)で開催される。世界中の自動車メーカーと自動車部品メーカーにとって、上海モーターショーは最大級の展示会であると同時に最高の舞台だ。今回のテーマは「美しい生活を共に創出しよう」。現代社会の交通手段として、自動車に求められるものは安全性だけではなく、コンフォート性もますます重要になってきている。

 60年間以上、車のシート作りに専念してきたタチエスは、今回、上海モーターショーに初出展した。中山太郎代表取締役社長はメディアインタビューに応じ、「海外でのショーに参加するのは今回が初めてで、その場所に上海を選びました。これはタチエスが中国市場を非常に重要視している現れなのです」、と述べた。

 独立系シートメーカーとして、タチエスは世界中の様々な自動車メーカーと事業を展開できるよう、タチエスはグローバルな範囲で幅広く開発、生産拠点を設立している。そして中国経済の発展に伴い、中国はタチエスにとって今や一番重要な市場といえる。2019年に入り、中国における15番目の生産拠点「湖南泰極愛思汽車座椅有限公司」も設立し、広汽三菱との提携も実現させた。

 今回のモーターショーでは、将来を展望したConcept X-4コンセプトシートが注目を浴びている。体に負担の少ないドライビング姿勢の実現、モードに応じた自動変化への対応、薄型座面を可能とする構造を形にしたものだ。来場者は、リラックスモード、運転モード、乗降モードそれぞれを、会場で実際に体験できる。

 現在、中国の自動車業界は巨大な変革を迎えようとしている。中山社長は、「タチエスはプロの自動車シートメーカーとして、今後も高品質な製品を提供し続けます。さらに技術とノウハウを積み重ね、中国の自動車の電気化、自動化という新時代に向けて、付加価値の高いサービスを提供します」、と語った。