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資生堂がアリババと戦略提携 杭州にオフィスを新設

2019年 4月 2日15:45 提供:東方ネット 編集者:範易成

 東方ネット2日付:日本の化粧品大手の資生堂は、このほど、中国最大のEコマース企業であるアリババグループと戦略的業務提携を締結した。さらにこの業務展開のため、中国浙江省杭州市にあるアリババグループ本社の近くに、提携業務に特化した「資生堂×アリババ戦略連携オフィス」を新設した。アリババグループとのパートナーシップを強化する目的で専用オフィスを開設するのは、日本企業のみならず世界の化粧品会社にとって初の試みとなる。

 今回の戦略的業務提携が締結されたことで、資生堂の研究開発力と、アリババグループの持つビッグデータおよび消費者インサイトが融合し、商品開発、ブランドマーケティング、Eコマース、CRM 等の幅広い領域が強化されると見られている。そして中国市場向けの新商品開発や、中国の消費者のニーズに適したサービス提供などにより、若年層などの新たな顧客層の獲得が期待される。

戦略提携オフィス

共同開発する新商品を紹介するスタッフ

 アリババグループとの共同開発商品の第一弾として、ヘア·ボディケアブランド「アクエア」からシャンプーとトリートメントを、アリババグループの天猫で2019年9月以降に独占販売する。頭皮や枝毛などの悩みに対応するヘアケアの新商品は、アリババグループの天猫新商品開発センター(TMIC)と連携し、7億人近くの消費者のビッグデータを活用した商品開発プロセスにより実現した。今後も共同開発する商品をさらに拡充し、アリババグループとのアライアンスを強化していく予定だ。

(編集:f)