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日本の新元号に中国も高い関心 ネットで話題に

2019年 4月 2日9:56 提供:東方ネット 編集者:範易成

 日本政府は4月1日午前、総理大臣官邸で、各界の代表や有識者からなる「元号に関する懇談会」を開き、新しい元号の複数の原案を示し意見を聞くなどした上で、臨時閣議において「令和(れいわ)」とすることを決定。日本時間の1日午前11時40分過ぎ、菅官房長官が新元号を発表した。元号は皇太子が新天皇に即位する来月1日に「令和」に改められる。出典について菅官房長官は、中国の古典から採用したのではなく、『万葉集』の梅花の歌、三十二首の序文にある『初春の令月(れいげつ)にして、気淑く(きよ)風和らぎ(やわらぎ)』から引用した、と述べた。

 研究者によると、「平成」までの元号247すべてが、中国の古典を典拠としているとされているが、今回初めて日本の古典から引用されたという。

 中国のメディアは1日午前、日本の「平成」に代わる新元号が「令和」に決まったと一斉に速報して関心の高さを示した一方、ネットでも新元号に関する話題が大ヒットした。

 新元号が初めて日本の古典である万葉集から導き出されたことについて、脱中国化を強調する中国の研究者もいるが、中国古典にも出典がある。張平子の『帰田賦』には『仲春令月、時和気清』、また『皇帝内経』には『気可令和、和気之方』という文もあるとのことだ。

 そして中国の微博では、新元号に関するある話題が本物のニュースより人々の関心を引き付けている。それは中国でも大人気の日本アニメ『名探偵コナン』に関する話題だ。主人公新一は「平成のホームズ」と称されているが、連載がスタートしたのは1994年。もしあと5年早く始まっていたら「昭和のホームズ」だった。そして今後「令和のホームズ」に変えるべきかどうかなど、中国のネットユーザーからは「自分が二つの時代を超えてこのアニメをフォローしているなんて奇妙だ」、「あと一か月。コナンに残された時間は少ない」、といった面白いコメントが寄せられている。 

(編集:f)