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プラタナスの綿毛漂う アレルギーにご注意を

2019年 3月 28日13:10 提供:東方網 編集者:王笑陽

 最近上海市内で空中を漂い、あるいは道路の沿道にかたまっている白い綿毛にお気づきだろうか?それは街路樹のプラタナスの種子から飛散したものだ。

 風の強い日には微細な綿毛が通行人の口や鼻に入ったり、顔や全身に残ったりして、くしゃみや痒みなどのアレルギー症状を引き起こす可能性がある。上海の都市緑化機構によると、このような状況は3週間から4週間続くと予想されている。アレルギー体質の人は外出時にマスクを着用するなどの注意が必要だ。

 プラタナスは葉が大きく、大きな木陰を作るので、夏の日光を遮るのに優れた効果を発揮する。上海の気候にも適しているので街路樹に選ばれたと言われている。しかし、3月から7月には実が成熟して破裂し、綿毛が付いた種子が飛び散る。綿毛が一番多い時期は一般的に清明節前後の10日間(4月上旬の頃)だが、暖かい年には実が早めに破裂する可能性がある。

 プラタナスのほか、柳の種子も綿毛を持つ。春になると雪のように散るので柳絮という。一般的に一番早く綿毛が散る木は柳で、続くのはプラタナスとハコヤナギだ。だが上海では柳とハコヤナギは街路樹としてあまり使われていないので、春になってもこの2種類の木の綿毛はそれほど多くない。

 春には木の綿毛だけでなく、花粉もたくさん飛散する。アレルギー体質や乾燥肌の人、そして高齢者と子供は出かける時に、適切にマスクやメガネを着用するなどの保護措置をとる必要がある。綿毛が目に入った場合は、手でこすってはいけない。涙によって自然に押し出されるのを待つか、または冷たい水で十分に目を洗うようにして欲しい。

(W)