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外国人留学生が上海の伝統工芸「嘉定竹刻」を体験

2019年 3月 7日16:03 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 3月6日、上海の華東師範大学美術学院では「嘉定竹刻」体験イベントが行われた。中国人学生と外国人留学生が、竹彫刻職人の指導の下で、嘉定竹刻という上海の伝統的な手工芸を体験した。

 中国は世界で最も早く竹製品を使用した国である。したがって竹彫刻(中国語で“竹刻”)は長い歴史を持ち、国の伝統的な芸術にもなっている。上海嘉定地区に伝わる竹彫刻、いわゆる「嘉定竹刻」は、竹彫刻の主要な流派の一つ。彫刻刀を筆のように使い、竹の上に中国の伝統的な書画を表現するのが特徴だ。その技術は主に家族や師弟の間で継承されており、2006年5月に「国家級無形文化遺産」に登録された。

 「嘉定竹刻」の技術を伝承し発展させるために、華東師範大学美術学院では、張偉忠、潘峰、張旦などの竹彫刻職人に話を聞き、竹彫刻職人の現状や竹彫工芸品の市場トレンドなども研究している。さらに、「嘉定竹刻」だけでなく、紫砂壺(茶具の一種)や琉璃など伝統工芸技術の後継者不足の問題解決に向けて、今回の体験イベントのような美術教育活動を2018年から開催している。

(編集:W)