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ヤオミン代表も賛同した楊揚代表の提案とは?

2019年 3月 7日9:23 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 2022年の冬季オリンピックが近づいているが、建設の進捗はどうなっているのか、費用のかさむ氷上競技のPRはどうするのか?

 中国スケート協会副主席で北京冬季オリンピック委員選手委員会主席の楊揚氏は、政府活動報告をもとに、2022年冬季オリンピックの準備状況を紹介した。

 「報告は非常にまとまっていて、中には多くの具体的な問題が述べられています。スポーツ方面の目標はもちろん、国民全体の健康増進、2020年の東京オリンピックへの対応や2022年の北京冬季オリンピックなど、中央からの我々に対する要求は非常に細かいと感じています」、と述べた。

 そして現在建設中のオリンピック会場を例にして、「『スポーツ選手を中心に』というのはスローガンだけではなく、実際に建設に落とし込まなければなりません。会場の建設で最も重要なのは、一般的にはトレーニングルームやウォーミングアップルームであると思われていますが、実はリンクの表面です。氷の質がよければ、選手の成績がよくなるのです」、と語った。

 選手により良い成績を出してもらうことでオリンピックの影響力を拡大させ、多くの人に冬季スポーツに対する興味をもっと持ってもらう。これが組織委員会の重視している「オリンピック遺産」だ。

 楊氏は、「オリンピックが終わった後に最も価値のある遺産は、スポーツ会場だけではなく、スポーツ選手が競技場で見せる闘うストーリーです。これらの物語をより多くの人々、より多くの青少年に伝えなければなりません」、と話した。

 また、「以前は24時間スポーツチームに入っている人を『プロ』と呼び、そうでない人を『アマチュア』と呼んでいました。しかし私が考える『プロ』の定義は、プロの競技会場、プロのサービス、プロの訓練です」。

 「多くの子供らは小学生の時に4、5年の訓練を受けて、中学に入っても訓練に多くの時間をかけています。しかし競技や試合が少ないために、その才能を十分発揮できません。そして本来の勉強のプレッシャーも加わると、プロへの道はますます難しく、これも非常に残念でもったいないことだと思います」と語った。

 そして楊氏は提案の中で、中学生以上の競技プラットフォームを早期に建設することが必要で、子供に能力を発揮できるステージを提供すべきた、と主張した。

 この楊氏の提案に対し、上海からの政協委員で中国バスケットボール主席の姚明(ヤオミン)氏は、直ちに自ら「連名」したい、と述べたという。

 楊氏は、「姚明氏はすぐ『私もサインする、サインする』と言ってくれたんです」と笑い、このあと行われる合同会議で、再度、この提案を検討する予定だ、と話した。