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春の山菜「チャンチン」を食べたことがある?

2019年 3月 7日9:19 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 この時期、春の山菜と言われる「チャンチン」が市場に出始め、500グラム当たり百元以上(1元≈16.7円)の高価に達している。しかし、春の味覚を早く味わおうとするように、チャンチンを買う上海人は特に多いという。

食用にするチャンチンの新芽

 チャンチンは中国語で香椿と表記されるが、実は椿との直接的な関係はない。中国を原産とする落葉樹であり、樹高が30mに達するものもある。チャンチンという名前は中国名「香椿」の音読みだ。木全体に特有の香りがあるので名前に「香」の字が入っていると言われる。中国では春の赤い新芽を食用とする。新芽もチャンチン特有の匂いがし、食べると春の山菜に共通する苦味もある。チャンチンの香りが好きでよく食べる人もいるいっぽうで、その香りが嫌いという人もいる。

チャンチンの天ぷら

 チャンチンの原産地は中国の中部と北部だが、生鮮品の通販アプリである「餓了麼」と「盒馬鲜生」のデータによると、チャンチンの注文数が多い都市ランキングの上位に入っているのは、上海と杭州のような南の都市だ。

チャンチン卵炒めが一般的な食べ方

 チャンチンの美味しい食べ方は何だろうか?地域によってレシピも異なっている。成都、重慶、深センの人はチャンチンを買うとき、唐辛子を一緒に買うことが多く、辛口のチャンチン卵炒めが好きなようだ。これと比べて、上海、寧波、北京、西安などの人はチャンチンと豆腐を一緒に買うことが多く、豆腐と一緒に和えて食べるのが好まれるようだ。

豆腐とチャンチンの和え物

(編集:W)