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国際女性デーの社内イベント 出稼ぎ労働者夫婦18組が記念写真を撮影

2019年 3月 5日16:57 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 3月8日は国際女性デー。中国建築第三工程局華東公司では、これに合わせ、女性社員を対象に夫婦写真撮影イベントを開催、夫婦18組が参加した。参加者の多くが結婚して初めて記念写真を撮る夫婦だ。彼らはすべて地方からの出稼ぎ労働者で、家計のために上海で一生懸命働いている。忙しい仕事や子育てに追われて、結婚してもわざわざスタジオにウエディングフォトや記念写真を撮り行く余裕はなかった。

鄭鳳仙さんと夫の徐明さん。上は今回のイベントで撮った写真。下は夫婦の日常の様子。

 鄭鳳仙さんの夫、徐明さんは電気工事業者だ。給電設備の定期点検を終えた後も、毎日妻の仕事を手伝ってセメントを混ぜたり、レンガを運んだりしている。夫婦はあと4年ぐらいこのまま頑張って、息子が結婚して孫が出来たら、仕事をやめて子育てを手伝おうと、老後の生活を計画している。会社の撮影イベントに参加したあと、鄭鳳仙さんは、「もうこんな歳になって、ウエディングフォトを撮るなんて考えもしませんでした。一生忘れない思い出になります」と語った。

魏華琴さんと夫の于興偉さん。上の写真で彼女は、好きなドラマのヒロインと同じ服を着ている。

 魏華琴さんと夫の于興偉さんはともに工事現場食堂の料理人である。朝は5時に起きて朝ごはんを準備する。時には夜のプロジェクトのために11時、12時まで働かなければならない。魏華琴さんは最近の人気ドラマ『知否?知否?应是绿肥红瘦』にはまっており、主人公の明蘭さんと顧廷燁さんの愛情に憧れているそうだ。今回の撮影イベントに、彼女はドラマの主人公が結婚する時に着た服装を選んだ。「ドラマみたいなロマンチックが体験できて非常に嬉しい!」と感想を語った。

 国際女性デーは、1904年3月8日にニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、1910年のコペンハーゲンで行われた国際社会主義会議で、「女性の政治的自由と平等のために戦う日」と提唱したことから始まった。その後、国連は1975年の国際婦人年に、3月8日を『国際女性デー』と定めた。

(編集:W)