「日中友好成人式実行委員会」が企画する「2019年度日中友好成人式」の参加申し込み受付が、25日から始まった。開催日は4月6日、場所はオークラガーデンホテル上海となる。18歳から21歳の日本人留学生と中国人学生を募集しているという。

2018年度日中友好成人式の様子

　成人式とは成人を祝うための式典である。日本の成人年齢は満20歳とされているので、成人式を行う年度に満20歳となる人々を対象として、各地方の公共団体や組織が成人の日(1月第2月曜日)に成人式を行うことが一般的だ。そして、日本の伝統的服装である和服(男性は羽織袴、女性は振袖)を着用して式に出席するのもおおむね慣例となっている。

　上海にいる日本人留学生は、大学の試験期間の関係で日本の成人式に出席できないことが多い。そんな彼らに成人式出席の機会を与えると同時に、現地の中国人学生にも日本特有の成人式を体験してもらおうと、中日両国の学生により構成された「日中友好成人式実行委員会」が発足した。

2018年度日中友好成人式の様子

　「日中友好成人式」は今年で8回目となる。実行委員会は中国人の新成人の定義を中国文化に則って満18歳としているので、18歳からの中国人学生の参加も大歓迎だ。

　実行委員会の丁さんは、「多くの日本人留学生は、現地の中国の学生の方たちと交流する機会があまりありません。ですから日本人のみならず、中国の学生の方にもぜひこの成人式に参加していただき、もっと日本の文化を体験して頂きながら、日中両国の交流の場になってもらえるよう願っております」と、中日両国の学生に参加を呼びかけている。

昨年の成人式に全員で完成させた鳥の作品

　昨年の「日中友好成人式」のテーマは「飛躍」。出席者は将来への思いを綴った折り鶴を作り、全員で一つの大きな鳥の作品を完成させた。式ではこのほかにも、三味線や和太鼓などのパフォーマンス、鏡開き、クイズ大会、お守巾着作りなども行われた。

　実行委員会では成人式に向けて和服のレンタルや個人撮影も用意しているとのこと。詳しくは、こちらをクリックしてください。

(写真は日中友好成人式実行委員会より、編集：W)