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上海動物園の郷土動物区が公開、入居者はすべて「上海戸籍」

2019年 2月 22日17:30 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 このほど上海動物園の郷土動物区が一般公開された。郷土動物区と名づけられた理由は、入居しているキバノロ、カワウソ、タヌキ、ヤマアラシなどすべてが、上海に生息している動物だからだ。

 最も大きな「住宅面積」を有するのはキバノロだ。上海のキバノロに関しては次のような話がある。1970~80年代、キバノロは上海でよく見かけられる動物だったが、20世紀初期になると、姿が見られなくなった。そこで2007年、上海市は「キバノロ復活プロジェクト」を開始。隣の浙江省から同じ亜種のキバノロを導入し、人工繁殖·野生復帰に取り組んだ。野生化訓練を経て2代目のキバノロを上海郊外の公園に放ち、自然繁殖を実現したという。

キバノロ

 郷土動物区には日本でも人気の高いカワウソがいる。ここに住んでいるコツメカワウソは、カワウソの中の最小種とされている。泳ぎが得意で、水中での生活に適応している。四肢が短く愛らしい顔立ちで、どこの動物園でも人気者だ。

コツメカワウソ

 タヌキはアライグマと似ているが、英語名はRaccoon Dogで実はイヌ科の動物だ。そして同じイヌ科のドールも住んでいる。

タヌキ

ドール

 上海動物園によると、今回郷土動物区を開放したが、完全に施設が整備されたとは言えないとのこと。動物もまだ揃っておらず、今後はトラなども入居する予定だそうだ。

(編集:W)