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「冬の梅雨」か 上海で衣類乾燥機の売れ行き良好

2019年 2月 20日17:06 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 「ベランダで洗濯物を1週間も干していますが、まだ湿っぽく感じます。でも物干しラックはもういっぱいになってしまって、本当に困っています」。上海市民の蔡さんは東方ネットの記者に対してこう話した。

 連日の雨で物干しに困っている蔡さんはいろいろな方法を試みた。ダウンジャケットなど厚い服はドライクリーニング店に任せ、下着類はオーブンで乾かし、靴下は陰干してからドライヤーで乾かす……。「先日オーブンで衣服を乾かした時、うっかりして焦がしてしまいました。だからタオバオで乾燥機を買うことに決めたんです。効果はどうなるかわかりませんが、とりあえず使ってみようと思います」と語ってくれた。

 家電店で取材したところ、最近は衣類乾燥機の売れ行きが特によいことが分かった。

衣類乾燥機が人気商品に

 蘇寧電器上海大華路支店の衣類乾燥機のコーナーには、客が大勢集まっていた。スタッフは、最近の業績の良し悪しはすべて衣類乾燥機にかかっている、と語った。

 「梅雨の時には衣類乾燥機が人気商品ですが、他の時期は買いに来る人がほとんどいません。でも最近雨の日が続いているので、売れ行きが急に良くなり、供給も追いつかない程です。この1ヶ月で数十台も売れました」。

 いっぽう蘇寧電器閔行第一店では、乾燥機を客の目につきやすい場所に移動した。ハイアールのスタッフによると、先週だけで19台も売れたそうだ。

蘇寧電器閔行第一店では乾燥機を目立つところに置いた

 蔡さんのようにオンラインで乾燥機を購入する人も多い。蘇寧電器のオンラインプラットフォームである「蘇寧易購(Suning.com)」のデータによると、今年1月から現在までの衣類乾燥機の販売量は、前期比35%増になり、先週の販売量は先々週より105%も増えたことが明らかになった。

通販サイトでは一部の地域で人気機種がすでに在庫なしの状態に

 また、家電通販も運営する「京東(JD.com)」のデータでも、去年の12月から現在まで、上海地域の衣類乾燥機の販売量が著しく増加し、売上げは前期比180%になったことが示された。

 上海で衣類乾燥機の人気ブランドトップ5は、ハイアール(Haier)、ミデア(Media)、ベコ(Beko)、美諾、パナソニックとなっている。

(編集:W)