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上海嘉定のフジ文化園が新規 藤本道生氏が指導

2019年 2月 20日16:45 提供:東方ネット 編集者:曹俊

元フジ公園の開東閣

  上海嘉定フジ公園は上海市民のお花見の場所として人気だ。しかし入場者が多いわりに公園の面積が狭いため、これまでは十分に花を楽しむことができなかった。この問題を解決するため、先月、新しいフジ文化園が着工し、6月に竣工してオープンする予定だ。ただし本当に美しい花を観賞できるようになるのは、3-5年後とのことだ。

フジ文化園の俯瞰図

  この公園は嘉定区の新しいランドマークとして、旧市街の環城路にあり、環城路、菊園水の源経済城、盤陀子公園、環城河のそれぞれに接している。竣工後は敷地面積が2.16ヘクタールの開放式公園となる予定で、藤棚の小道、懐古の小道、時間の小道を歩けば、フジの香りに包まれながら、空が静かな水面に映し出される遊園の美を感じられるように設計されている。

1月4日、嘉定の関係部門が藤本氏(中)の意見を聞き取る

  上海市嘉定区園林緑化管理所袁恵青副所長の紹介によると、園内のフジには紫、白、ピンクをメインカラーとする牛島、開東閣、熊野、森津、安了寺、阿知、八重の7種類の日本のフジが選ばれた。これらは花の密度が高く、開花の時期も早いものから遅いものまであるという。また、藤棚で見せるだけでなく、木の形を生かしたフジも植えられる予定だ。

紫云廊の安了寺白藤

  この嘉定フジ園はもともと藤本道生氏の創案によってできたものだ。新しくなるフジ文化園も藤本氏が制作に当たるのか、という記者の質問に対し、同区外事弁公室副主任の顧春華氏は「藤本氏はすでに高齢のため、現在は自ら創作することはできないが、フジの選定などで、意見をもらった。また、元のフジ園のフジも母木として引き継ぐ計画だ。最高の観賞効果が得られるように、品種によってそれぞれ植える場所を決めた」と述べた。

(曹 俊)