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【改革開放40周年40人】ニュージーランドの女性映画人:改革開放は中国の映画産業に翼を付けた

2019年 2月 14日17:19 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 2018年6月、恒例となった第21回上海国際映画祭が開催された。期間中、ニュージーランド女性映画人アナベル·シーハン(Annabelle Sheehan、ニュージーランド映画委員会CEO)は東方ネットの取材に応じ、上海国際映画祭と中国改革開放40周年についての様々な思いを語った。2018年の上海国際映画祭は、108ヶ国と地域から、前年より1000本あまり多い3447作品が参加。また、20ヶ国と地域の約1700人の記者が登録し、世界中の映画ファンの視線をくぎ付けにした。

  上海国際映画祭「一帯一路」映画ウィークイベントに参加するアナベル女史

  アナベル女史が初めて中国に来たのは2000年。北京映画学院で1週間の講座を行うためだった。その後は杭州と深センにも赴き、過去5年間は、毎年少なくとも1回は中国を訪れている。「ニュージーランド映画委員会のCEOとして上海国際映画祭に参加したのはこれで2回目です。上海には巨大な映画市場があり、毎回、数多くのサミットやフォーラムも行われます。私はこれらを通じて中国の映画への理解も深まりました。中国のプロデューサや、制作会社、ポスプロ制作会社との交流もでき、中国映画に関わる政府関係者とも知り合えました」、と語った。

 アナベル女史は、ニュージーランドの映画·テレビの補助金制度について紹介し、もし両国が映画·テレビ作品の制作協力をした場合、自動的に40%の現金補助があると述べた。上海は以前からロケ地として人気があるが、市内は人が多く、場所の調整が難しかったり、賃貸料が高いことや歴史的建築

 物保護などの様々な制限がある。そこで2014年、上海は『上海の映画発展を促進するための若干政策』を実施し、国内外の撮影チームを誘致した。現在、ワンストップサービスは135項目に達し、政府交流、撮影協力、情報サービス、人材仲介、宣伝プロモーションなど含め、上海での映画関係企業向けに多くのサービスを提供している。また2017年には、『上海文化創意産業新発展を加速する若干意見』(通称『文創15カ条』)を発表し、産業のグレートアップと人材育成をさらに強化したことで、現在では世界中から優秀な人材が集まるようになった。

 アナベル女史はこれらを高く評価し、期待を込めて次のように述べた。「上海はもともとファッショナブルな都市で、マスコミも発達しています。我々は現在、脚本交流プロジェクトを展開していますが、これは中国とニュージーランドの友好都市、例えば青島とオークランド、上海とダニティなどで脚本家間が交流を行うことができるというものです。さらに優遇政策が加わることで、将来はニュージーランドと上海の間で映画撮影に関する協力がいっそう進むことと期待しています」。