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上海博物館の年間スケジュール 今年の目玉は?

2019年 2月 12日16:55 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 このほど上海博物館は、2019年の展示会スケジュールを発表した。これによると、上海博物館は年間を通して7つの展示会を開催する予定で、中でも「15世紀中期の景徳鎮磁器展(仮称)」「パリ国立高等美術学校の芸術名品展(仮称)」、「唐招提寺御影堂の文化財と芸術展(仮称)」の3つが目玉となる。

 まず、「15世紀中期の景徳鎮磁器展(仮称)」は、5月28日から8月31日まで開催される予定だ。15世紀中期は、中国の明朝第6代(正統帝)、第7代(景泰帝)、第8皇帝(天順帝)の時代にあたる。世界の陶磁器のふるさととして有名な景徳鎮には、明代初期に官窯が設けられ、優秀な各種陶磁器が生産された。ただ、正統·景泰·天順の3代にわたって、年款を器皿に描き込む習慣が行われなかったため、この3つの時期の陶磁器への認識が薄く、「中国陶磁史上の空白期」と呼ばれたこともあった。同展では正統·景泰·天順時期の作品として確認されたもの300点、中でも世界でただ一つ、完璧に保存されてきた「明正統景徳鎮窯青花雲龍紋大缸」も展示される予定だ。

 そして、「パリ国立高等美術学校の芸術名品展(仮称)」は、今年11月1日から開催される。80点が展示され、17世紀から19世紀のフランス、さらにはヨーロッパの美術史を紹介する。目玉として、ドミニク·アングルの油絵の傑作「アクロンの征服者、ロムルス」と肉筆のスケッチが登場する。

 最後に、今年の末に開催予定の「唐招提寺御影堂の文化財と芸術展(仮称)」には、日本の奈良にある鑑真が建立した唐招提寺蔵の文化財と、唐招提寺の御影堂に収められた日本画家·東山魁夷が描いた障壁画が展示される予定だ。

(編集:W)