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お正月、家に帰らない人はホームシックにならないの?

2019年 2月 6日12:54 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 お正月と言えば、なにより重要なことは帰省だろう。この大事な伝統を守り、ふるさとで家族と過ごすのはごくあたりまえのことだが、帰りたい帰りたくないという気持ちに関わらず、帰らないことを選択する人々もいる。彼らは一人で適当に年越しの晩餐を取り、異郷で寂しいお正月を過ごす。これにはたくさんの理由がある。

 高さんは日本に留学、就職して今年で8年目を迎えた。現在は日本の大手通信社に勤めている。仕事の性質から中国人社員はシフト制なので、彼女は基本的に帰省しないことにしている。

 高さんによると、お正月は帰国の航空券は高いし、交代勤務のために帰国の日程を早めに決めることができない。往復チケットの価格は約1万元で、平日よりずいぶん高くなる。それなら両親が日本に来たほうがいいし、そうすれば一緒に楽しく旅行ができる。

 このように正月の航空券がなかなか手に入らず、値段が高いことは帰省しない理由の一つだ。

 また他にも高さんなりの帰らない理由がある。30才を過ぎ、お正月に帰ろうにも帰る勇気がない。「家に帰ると、結婚問題がうるさいんです。だったら一人で東京にいた方がいい。もちろん、お正月ですからやはりホームシックにかかりやすいのは確かです。ウィチャットのモーメンツでは、みんな一家団欒で賑やかだし。一人で過ごすのが寂しくて、夜は冷凍餃子を食べながら年越ししたこともあります」と話した。

 家には帰らないが、高さんには自分で決めた年越しのやり方がある。リフレッシュする最高の方法は旅行だ。2019年初の山登りは、一番なじみのある高尾山に登り、充電して帰ったらエネルギーがいっぱいになった。だから今後はより難しい雪山にも挑戦してみたい、と話す。そして、両親が仕事を辞めて自由な時間ができたら、時々日本へ来て付き合ってほしいと思っている。

 お正月は中国で最も特色のある伝統的祝日であるが、この一家団欒の祝日にも、仕事や異郷にいるなどの理由で家に帰れない人々がいる。だが彼らはたとえお正月に家にいなくても、心は一家団欒の温かさに満ちているのだ。